ブロックチェーンブログ

主に暗号資産(NFTやBCG)について書いていきます。

<全般>ステーブルコインについて簡単に説明

こんにちは。せきんぼです。

今回は、業界を賑わせている?ステーブルコインについて簡単にまとめておきたいと思います(*'▽')

 

まず、ステーブルコインとは何でしょうか?

簡単にいうと、暗号通貨市場において価値が安定している仮想通貨のことをいいます。ステーブルコインは法定通貨(日本円、米ドル、ユーロなど)またはその他の資産(金など)に対して1:1で交換可能な価値を持つことが通常です。

 

ステーブルコインの価値の安定性は、その発行元が保有する資産によって支えられます。ステーブルコインの有名なところだと、Tether(USDT)、USD Coin(USDC)、TrueUSD(TUSD)、Dai(DAI)がよく見るところでしょうか。

ステーブルコインの価値の安定性は、ビットコインなどの仮想通貨の大幅な価格変動から守ることができることや仮想通貨を使った金融サービス(Defi)の発達にも貢献し、魅力的な存在になっています。

 

ステーブルコインのメリット

① 価値の安定性

法定通貨やその他の資産と1:1で交換可能な価値を持ち、発行元が資産を保有することによって価値が裏付けられているため、仮想通貨の中では価格変動リスクが少なくその価値が安定しているため、ビジネス取引や日常生活での使用に適しています。

② 取引の便利さとスピード

ステーブルコインを使用する取引は、仮想通貨の取引と同様に高速で、かつ手数料が低いため、国際送金や外貨両替の手間やコストも削減され、国際的なビジネス取引送金や決済の処理が迅速にすることができます。

③ 取引の透明性?

ステーブルコインは、発行元が保有する資産の情報が公開されており、取引の透明性が高いため、取引プロセスの信頼性が高いとされています。

 

ステーブルコインのデメリット

① 発行元によるリスク

ステーブルコインの価値は、発行元が保有する資産によって裏付けられています。このため、発行元の経営状況や資産の価値が変動した場合、ステーブルコインの価値が変動し、法定通貨やその他の資産の価格と一致しなくなる可能性があります。また、発行元の信用性や透明性に問題が生じるとステーブルコインの価値に影響を与える可能性があります。

② 規制によるリスク

法定通貨やその他の資産に対して1:1で交換可能な価値を持っており、法定通貨に等しいため、規制当局による監視や規制が強まる可能性があります。

ステーブルコインは、価格の安定性ゆえにテロ資金やマネーロンダリングなどの犯罪活動に利用される可能性があります。

テロ資金やマネーロンダリングは、犯罪者が得た資金を合法的な資金として転換することで、犯罪の収益を隠蔽することを目的としています。ステーブルコインは、その価格が安定しているため、犯罪者はステーブルコインを利用して、犯罪の収益を仮想通貨に変換し、隠蔽することができます。

このため、すでにステーブルコインは、規制当局によって監視されており、AML/CFT(資金洗浄防止/テロ資金調達防止)法に基づく規制が適用されています。

 

それでは、ステーブルコイン発行元の収益源は何でしょうか?

① 発行手数料

ステーブルコインを発行する際に支払われる手数料の一部が発行元に入ります。

② 利息収入

誰かがステーブルコイン買ったときにそのお金を銀行口座で保管して、銀行からの利息を収益にしています。

③ 取引手数料

ステーブルコインは、取引所で交換されるたびに取引手数料の一部を収益として得ることができます。

 

まとめ

以上のとおり、ステーブルコインは、発行元が法定通貨などの資産にペッグしているため、発行元の信頼性が非常に重要です。発行元に問題が発生した場合には、価値が急激に変動したり、トークンの価値が失われる可能性がありますので、ステーブルコインで長期間持ち続ける予定がある場合は発行元の信頼性を自身できちんと確認して選ぶ必要があります。